【工夫】新しい生活様式は高齢者施設では難しい部分も?

『とやまるっと』編集室ツミキです。

新型コロナウイルス の感染は一旦は落ち着きを見せていますが、今後いつ第2波が襲来するか分からない恐怖と戦いながら過ごされている介護関係の方は多いように思います。

実際、 「医療者を応援しよう!」という社会の流れはあるもの、介護職には応援の声は届くことがすくないようにも感じます。

反面、現場は3密を防ぐことは難しく、感染対策用品も病院と比べて脆弱です。

介護は、社会のための「インフラ」にも近い役割を果たしているとも考えられる重要な業務にもかかわらず非常にリスクが高く、重視されにくいという歯痒さを感じます。

そんななか、厚生労働省より「新しい生活様式」が提言されましたのでご紹介します。

*今回のご紹介範囲は「一人ひとりの基本的感染対策」の部分です。

  1. 人との感覚はできるだけ2m(最低1m)空ける
  2. 遊びに行くなら屋外へ
  3. 会話は真正面はさける
  4. 症状なくてもマスクを
  5. まとめ


1.人との感覚はできるだけ2m(最低1m)空ける


主な感染様式として飛沫感染が言われているため、人との距離を空けるという提言だと思います。

スタッフ間では、いわゆるsocial distanceを守ることは、ある程度可能です。

しかし、ご高齢者の対峙する上では非常に困難です。

もちろん個人差がありますが、非常に耳が遠い方の場合には、ほぼ0距離で耳元で話さないと聞き取ってもらえません。

その状況で話しても、お話をお返しいただく時にはこちらの顔のほうにさっと向かれる方がほとんどです。

病院と異なり、faceシールドもない施設もあります。

高齢者施設は、スタッフ・施設利用者共にある程度のリスクにさらされている場面もあります。



2.遊びに行くなら屋外へ


これは、人によります。

外に出られない方もおられますし、そもそも、ご高齢者のレクは屋内のものがほとんどです。

レクを含めたデイサービスもいつ再開するか?、どのような段階を踏むかなど、学校再開同様に厚生労働省からの提言をいただきたいものです。



3.会話は真正面はさける


1でもお話ししましたが、困難な場面が多々あります。

高齢者の方は、こちらの口元をみて言葉を判断されている方もおられます。

また、施設によっては構造上、同じ空間内に利用者さんを集めると向かい合わざるを得ない状況にもなっています。

施設によっては食事の時間をずらすなどして、少しでも向かい合って、なおかつマスクをしない状況を作らないように工夫されているところ見かけます。



4.症状なくてもマスクを


こちらも、利用者さんによっては困難です。

認知機能低下が強い方のなかには、継続してマスクを利用いただくことへの理解が難し方もおられます。

また、口腔ケアや食事介助の時にはどうしてもマスクは外しますので、お互いに感染リスクがあるといえます。



5.まとめ


提言は、提言であり全てを完璧に徹底することは難しいかもしれませんが、そこに向かう努力をすること・スタッフが知恵を絞って工夫することが重要な局面になってきているものと思います。

まだまだ、気を緩めることなく感染対策を継続していくことが重要です。









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