『とやまるっと』編集室です。
地域資源の活用は介護保険財源の逼迫もあいまり、近年かなり注目、叫ばれている分野です。
そんななか、「インフォーマルサービス」という、新しい言葉が出てきました。
具体的にどんな言葉で、その問題点についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください!
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1. インフォーマルサービスとは?
介護におけるインフォーマルサービスとは、専門の介護サービス機関や専門家による公的のサービスではなく、
家族や友人、近隣の住民など、身近な人々によって提供される非公式の支援サービスのことを指します。
民間の有償サービスも含めてインフォーマルサービスと呼ぶこともありますが、この記事では、
公的な規定に基づくものではなく、
個人間の自発的な協力や助け合いによって成り立っているものを指すことにします。
2. 具体的にどんなサービスがあるの?
介護保険を利用したサービスについては、その枠組みに限界があります。
高齢で電球がかえれない、庭の草むしりができないなど介護保険のサービスから逸脱するも、生活において助けが必要な部分について、インフォーマルサービスの利用を考えてもらうということになります。
NPOなどが無償で行う活動は、地域の協力・助け合い、つまりボランティアに近いような形式でのサービス提供になりますので、サービス提供事業所によっては、「周囲に助けてくれる親族がいない」「近隣住民の助けが期待できない」「定期的なサービスではない」「年間の利用頻度に制限がある」など、細かい条件がある場合もあります。
他には、
・家具の移動や組み立て
・窓拭き衣類の手伝い
・蛍光灯の交換
など、が挙げられています。
3. 問題点は?
もちろん問題点もたくさんあります。
ボランティアさんの場合には、専門スタッフではないため、専門的な知識や技術が必要なものに対応できないことがあります。
ボランティア自体が見つからない可能性があります。
ボランティアへの教育には当然差があり、サービスの質が不明。
などなど
そもそも、人口が減少していく日本の社会において、一昔前のような「地域の助け合い」を求めることができるのか?という疑問が残ります。
このような問題を抱えながらも、介護保険の財源などを考慮するとこの道を進むしかないというのが現状なのかもしれません。
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