『とやまるっと』編集室です。
2024年4月に実施された介護報酬の改定により、訪問介護の基本報酬が2%以上引き下げられました。
この負担は特に小規模事業者に重くのしかかり、収益性の低下を加速させています。
ぜひ参考にしてください!
引用:
東京商工リサーチ「2024年上半期の介護事業者倒産は過去最多81件」
→
https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1198722_1527.html kaigo-ma.com+13tsr-net.co.jp+13hodanren.doc-net.or.jp+13
保団連「2024年介護報酬改定で訪問介護基本報酬2%超引き下げ」
→ https://hodanren.doc-net.or.jp/info/news/2024-04-05/ kaigo.jp+3hodanren.doc-net.or.jp+3cb-p.co.jp+3
毎日新聞「訪問介護基本報酬引き下げで24年倒産81件」
→ https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20250609/pol/00m/010/005000c mainichi.jp
TSR「2024年通年の介護事業者倒産172件、そのうち訪問介護81件」等分析
→ https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1200835_1527.html
tsr-net.co.jp
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1. 倒産件数、記録を更新
2024年4月に実施された介護報酬の改定により、
訪問介護の基本報酬が2%以上引き下げられました。
この負担は特に小規模事業者に重くのしかかり、収益性の低下を加速させています。
倒産件数、記録を更新
東京商工リサーチによると、2024年の訪問介護事業者の倒産件数は81件と、調査開始以来の上半期で過去最多を記録しました 。
また、民間調査会社・東京商工リサーチの通年集計でも、介護全体で倒産件数は172件に達し、
そのうち訪問介護が約47%を占める81件となっています。
2. 倒産急増の背景・事業者の“実像”
倒産急増の背景
①報酬引き下げ:2024年改定により訪問介護の基本報酬が2~12単位(約2%)減額され、収益悪化を招きました。
②人手不足:慢性的なヘルパー不足と、他業種との賃金格差が影響し、採用・定着に苦戦しています。
③コスト高騰:ガソリン代・光熱費・介護用品の高騰も続き、報酬への転嫁は実質困難
事業者の“実像”
多くは従業員10人未満、資本金1,000万円以下の小規模事業者で、販売不振を理由とする倒産が多数を占めます 。実際、81件中約64件(約79%)が販売不振による倒産です。
専門家の分析と現場の声
多くの分析によると、訪問介護の報酬改定による影響が最大の引き金となった可能性が高いとされています。
例えば、地方の小規模事業者からは「ガソリン代高騰と報酬引き下げで採算が合わなくなった」との声も聞かれています。
3. 今後の展望と政府・自治体への期待
改定により訪問介護に特化した事業者が淘汰される中、在宅介護の担い手不足による「介護難民」発生も懸念されます。
一部からは「報酬の再見直し」や「人材確保支援、コスト補填措置」などの国・自治体による支援強化が求められています。
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