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今回のコラムでは、
介護者の『腰痛』
を解説します!
『介護してると腰が痛いわ。』
でも、
『腰痛がひどくて、介護ができなーい!!!』
なんて言って、ご家族の介護を、おやすみできない人もたくさんおられるのではないでしょうか?
ということで、今回は腰痛について取り上げたいと思います。
じつは、私も根っからの腰痛持ち。
自分のことになると急に勤勉になりますね!
ぜひ皆さん、活用してください!
*今回の記事は編集室調べです。
*また、本コラムの内容は、その確実性を保証していません。
*ず医師と相談の上、治療をおこなう事が原則です。
1. 腰痛持ちは、年齢とともに増えるってほんと!?
『としをとると、腰が痛くて、、』
『あんたまだ若いのに、腰がいたいだなんて、、』
よく聞くフレーズですね。
でも、本当に腰痛って、年齢とともに増えるのでしょうか?
じつは、大規模な調査で、
『腰痛の有病率(腰痛の人の割合のことです)は20歳台、30歳台と50歳台、60歳台の間であまりかわらない』
ということがわかりました。
つまり、
腰痛は高齢者の病気ではないということです。
逆に、若い人にも起こりうるということですね。
ちなみに、腰痛は、
有訴者数(病気やけがなどで自覚症状がある人)のなかで、症状別ランキング、男性1位・女性2位
と、金銀独占状態です。

2. 腰痛になりやすい職業ってあるの?
重量物を持ち上げる動作の多い仕事や、中腰やひねりなど不自然な姿勢がつづく仕事は、腰痛の原因となりうるようです。
介護も人をかかえたり、重たいものを持つこともあります。そういった意味では、介護の現場で腰痛が多いことも、うなづけます。。
3.腰痛の原因は?
先ほど、おつたえした、重量物の持ち上げや姿勢の問題以外にも、心理的な因子や社会的な因子(リストラや不景気など)、喫煙、メタボがあります。
自分で、コントロール可能な原因については、排除することも手段かもしれませんね。(言うのはたやすいですが、、)
4. これが知りたい、腰痛の予防法
そもそも、腰痛になりたくないですよね。
そこで、いい予防法がないかぁって探していると、、ありました。
しかも、
“社会福祉法人の介護職を対象に腰痛の予防効果があるかを調査した“
というから、どストライクって感じでした。
さらに、かの有名な、『ためして、◯ッテン』でも紹介されたとか。。
信用のあるN◯K様の番組。高齢者の方からの信頼も厚い。
(((これは乗っかるしかない)))
ということで、今回は
松平浩先生(東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座特任准教授)が監修されている、これだけ体操®︎を紹介します。

では、言葉で説明します。
●骨盤を後ろから両手でおしこむ(腰の下の方とももの付け根を同時に伸ばす)
●このとき、息を吐きながら、3秒間おしこむ。これを1、2回行う
●手の指先を下に、手のひらが骨盤に当たるようにして、両手をなるべく近づけて、肩甲骨を寄せながら行うa
*注意
胸を開く、あごはあげない
腰に親指をかけて腰だけを伸ばすのではなく、あくまで、骨盤部分(お尻)を押し込むイメージで
痛みがお尻から太ももいかに響く場合には中止
痛気持ちいくらいがちょうどいい
社会福祉法人の介護職のひとを、この体操をやった人たちと、やってない人たちにわけて1年後の腰痛の状況を調査すると、やった人たちで改善効果がみられたとのことでした。
腰は『要(かなめ)』。まいにちの生活・仕事に欠かせません。
ぜひ、やってみてください。
ちなみに、
椅子の調整や硬いマットレス、民間療法、コルセットに予防効果があるとは認められていないようです。
唯一の予防は、運動だそうです。
運動が大切なことは、なんとなくわかってるんです。うすうす気づいているんです。
でもね、、でもね。。

5. 腰痛になったら?
もちろん病院にいって、医師と相談してください。
よく、腰痛になると、『とにかく安静でしょ?』
と、おっしゃる方がおられます。
それって、本当でしょうか??
3日以上の、ベッド上の安静は、むしろ腰痛を慢性化させてしまう
といわれています。
普段通りの生活を続けることで痛みの軽減、休業期間の短縮につながるだそうです。
また、
職業性腰痛(介護のような重たいものを持ったりする人に発生する仕事上で発生した腰痛)に対しても、痛みに応じた活動性維持は、より早い痛みの改善につながり、休業期間の短縮と、その後の再発予防に有用
とのことです。
でも、これが
『
介護で腰痛になっても、いままでどおり仕事したほうがええで!』と
運営側に、悪用されないようにしていただきたいともおもいます。
あくまで、”痛みに応じた活動の維持”であり、
“痛みを伴いながらでも、無理してやる“わけではありません。
また、無理せず病院やクリニックを受診することをお勧めします。
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