【質問】企業から高齢者施設へのアプローチ方法について

『とやまるっと』編集室ツミキです。

実は、わたし、本を出版しています。

とはいっても、Amazonの電子書籍媒体であるkindleでよめる本の、セルフ出版です笑。

タイトルは、
「シニア向けビジネスが、中小企業・個人事業主・スタートアップ企業にとって有利な理由: 高齢者の生活をより良くするには、積極的な社会参入が必要だ!」
という、なんとも偉そうですが、このwebページを作りながら思ったこと、知ったことをアウトプットした内容となっています。

この本の中には、

・シニアの生活に潤い・愉しみを与えるには介護保険の範疇のみでは限界があること
・一般企業が高齢者の生活を豊かにする鍵をにぎること
・とくに、地域の中小企業・個人事業主・スタートアップ企業が足回りがよく有利であること
・高齢者施設には職員さんが常駐しており、消費者・販売者にとって「安心」であること

などを記載しています。


シニア向けビジネスが、中小企業・個人事業主・スタートアップ企業にとって有利な理由: 高齢者の生活をより良くするには、積極的な社会参入が必要だ!

この本の中で、質問にお答えできるようにしてあるのですが、先日購入者の方からご相談を受けましたので紹介します。

  1. 相談内容
  2. お返事と雑感
  3. 販路拡大にむけて
  4. まとめ


1. 相談内容


はじめまして。KINDLE著書を拝見してメールさせて頂きました
私は大阪の吹田市で個人経営のパン店を営んでおります。

以前から高齢者ビジネスに関心があり、先日キナコ様の著書をKINDLEで拝見させていただき大変勉強になり感銘を覚えました。

当店は現在、ご縁がある近隣のサ高住さま2件に不定期でパンの販売に伺わせて頂いており、ご入所者様に大変よろこんでいただけることにやりがいを感じております。

今後、高齢者施設様へのパン販売事業をひろげていきたいと考えておりますが、ノウハウもなくどのような切り口でアプローチをすればよいのかわかりません。

漠然とした内容で恐縮ですが何か良いアドバイスを頂ければ幸いです。



ご質問いただいたのは、大阪の吹田市の和光堂製パンというパン屋さんからです。

https://peraichi.com/landing_pages/view/wakodo



2. お返事と雑感


*実際のお返事の内容とは異なります。

私の拙書を選んでいただき大変恐縮です。

すでに高齢者施設へのアプローチをされているとのこと、また、喜んでいただきやりがいを感じているというレベルにまで到達されおられますので非常に素晴らしいことだと思います。

高齢者にむけてものを売るということ自体に一つの壁が存在します。

・両方の合意が得られて販売したのに、認知面の不安定さから、「詐欺」といわれるのではないか?
・高齢者の健康面から飲食の販売がこわい

という理由が多いようです。

まず一つ目ですが、確かに、ご高齢者の個人宅に高額なものを販売する場合には注意が必要です。

しかし、質問者様もそうですが、高齢者施設においては必ず職員さんが常駐されており、認知面に不安がある高齢者の場合には、お金の管理をある程度まかされている場合があるため、あとから詐欺と言われる心配は極めて低いように感じます。

また、2つ目の健康面についても同様で、高齢者施設の場合には食べていいもの、悪いものに目を光らせてくださっている職員さんがおられますので、そもそも食べられないものは、購入に至りません。

さらに、糖尿病などでのカロリー・糖質制限は習慣的なものでない限り、とくに高齢者の場合ある程度許容される部分もあるようで、これも施設の職員さんが主治医の先生との話し合いの中で把握されていることが多いように感じるため、そこまでの懸念は販売者がする必要はないように思います。

質問者様の場合はこの2点については、すでにクリアされているように感じます。

この壁は、想像以上に高い壁であり、これをクリアされていれば、今後は大きく広がりを見せやすいものです。



3. 販路拡大にむけて


今後の販路拡大の切り口ですが、介護業界は口コミがほとんです。残念ながら、紹介のない飛び込み営業は結構な確率で怪しまれます。

しかし、1箇所販路があればあとは、施設長・管理者・ケアマネをとおして拡大していくことが可能かを思います。

さらに、「そこの施設で導入してもらっています」など、実例があれば、飛び込みもある程度受け入れられます。

今回は、パンの販売ということで強みがいくつかあります。

・高齢者施設は新型コロナの影響で外出が控えられている
・高齢者の「選ぶ」は「自分らしさ」を表現する手段として注目されているため、その点においても強み
・施設はイベントごとに困っていることが多く、イベントごとに絡ませることができれば、なおよし




カタログやちらしがあれば、まとまった注文も期待できるため、配達サービスにも適しているとおもいます。



4. まとめ


高齢者施設は一度安心を勝ち取ってしまえば、かなり長いスパンでの利用を獲得できます。

新型コロナウイルス感染拡大局面においても「暮らしにおける最低限」がなくなることはありませんので非常に有利です!

最後になりましたが、ご質問ありがとうございました!

高齢者の暮らしを豊かにしたいと思う人がいてくれたことは非常に嬉しいです!!




シニア向けビジネスが、中小企業・個人事業主・スタートアップ企業にとって有利な理由: 高齢者の生活をより良くするには、積極的な社会参入が必要だ!







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