『とやまるっと』編集室ツミキです。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、感染症対策を講じたことにより、医師の一部では今シーズン「インフルエンザ診療を1例もしかなった」と話題
になっています。
感染症は新型コロナウイルスのではなく、高齢者や免疫力の低い人にとっては「死亡のリスクになりうる疾患」ですが、日本経済新聞の記事で、注目すべき内容がありましたのでご紹介します。
日本経済新聞の記事は厚生労働省の人口動態統計(速報)を元にしています。
1. 2020年は国内の死亡数が減少
日本経済新聞の記事によりますと、2020年の死亡数は約11年ぶりの減少となったそうです。
そもそも高齢化が年々進行する日本において、死亡数が現象に転じること自体がすごいデータです。
また、その内容をみると、最も減少したのが「呼吸器系疾患」で1万6千人の減少。その内訳は新型コロナなどを除く肺炎が1万2千人、インフルエンザが約2千人の減少でした。
一方、新型コロナウイルスの死亡数は1年間で3500人と、コロナ対策による死亡数の減少幅の方が大きく、感染対策を講じることで高齢者の死亡数は激減することが示唆されています。
2. 心疾患や脳血管疾患による死亡数も減った
さらに、心疾患や脳血管疾患による死亡数も減少していました。
こちらの要因ははっきりしませんがすくなくとも、「逼迫する医療体制の中でも医療が滞ることがすくなく救える人を救えた。」と、言えるのではないかと思います。
医療従事者の貢献には感謝しかありません。
3. 高齢者は普段からソーシャルディスタンス・感染対策が必要になる?
このデータをみると、高齢者は免疫力が低下しているため、新型コロナウイルス感染拡大にかかわらず、普段から感染対策が必要になることを伺わせます。
これまでは
「人と人とのふれあいが大事!!」というのが、一般論でしたが、今後は「触れ合わなくても心を通わせられる環境設定」も必要な場面が来るのかもしれません。/span>
この意味では、高齢者の間でのデジタルツールの拡大は益々広がりを見せる可能性がありますし、それを妨げる理由はひとつ減ったようにも思います。
情報提供募集!
富山の高齢者・家族・介護者に役立つ情報ポータルサイト『とやまるっと』では、
皆様からの情報提供お待ちしています。
詳しくは、情報提供ページ をご覧ください。
情報お待ちしております!!!
みなさまからの情報で、『とやまるっと』は、育っています。