『とやまるっと』編集室です。
福祉業界はどのようなイメージでしょうか?
業界内と業界外とのイメージの格差はかなりの大きさがあるように感じます。
今回は、介護業界のイメージと実際についてお話ししたいと思います。
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1. 介護業界のイメージとは?
業界外の人から見るとそのイメージは、
・給料が安い
・残業が多い
・離職率が高い
・きつい
などではないでしょうか?
こういったイメージが先行し、
富山県では2025年度には2000人前後の介護人材の不足が見込まれています。
需要(高齢者の増加)に対して供給(介護職種人材)が不足するため、今後も介護業界においては働き手の引く手数多状態になると考えられます。
2. 実際の介護業界
では、実際にデータで紐解いていきましょう。
給料について。
処遇改善加算など国からの支援もあいまり、実際には全職種平均よりも介護業界の給与水準は高いという状況です。
(もちろん、処遇改善加算はとっている施設と、とっていない施設がありますので、二分するとは思いますが・・。)
次に残業について。
全職種平均の残業時間は15.3時間となっています。一方、介護業界は3.7時間と短い水準です。
たしかに、勤務は交代制であり、よほど大きな出来事がない限りは残業がつづくことは少ないように感じます。
最後に離職率。
離職率は全職種平均14.2%、介護業界14.1%とそれほど大きくかわらない状況です。
全職種平均は内訳をみると、抜きん出て高いところがあるため、そちらに平均値を引っ張られている可能性も否定できませんが、、
(参考URL: https://jp.indeed.com/career-advice/finding-a-job/turnover-rate-in-japan)
しかし、介護業界は看護師(10.6%)、保育士(9.3%)とと比較するとやや高いのも事実です。
最後のきついについて。
こちらは、人によっても『なににきつさを感じるか?』など、感じ方が異なるため難しい部分はありますが、介護業界はおむつ交換や入浴介助などのイメージが強く、なぜそれを行っているのか?という部分にはフューチャーされない部分があります。
こういった業界外と業界中とのイメージの違いを埋めていくことが、人材不足を解消する一つの手段になるのかもしれません。
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