今回は、ほぼ毎日お世話になっている『靴』について、です。
みなさん、靴はどうやって選んでいますか?
どうやって履いていますか?
『とりあえず、オシャレな靴』
『とりあえず、さっと履けるようにゆるめの靴』
本当に、『とりあえず』でいいのでしょうか?
実は、身体を支える足・その足を支える靴は、健康な生活を送るために重要な役割があり、合わない靴をはいていると健康を害する事もあるそうです!
今日はそんな靴のお話を、富山県義肢製作所様に教えていたきます!
- ムリしてはいていませんか!?その靴がトラブルの原因!?
- 定期的にサイズ計測し 足に合った靴を
- 靴選びのチェックポイント
- もうひとつ、これも大切!ファッション性
- 履き心地もデザインも!富山県義肢製作所が提案する靴4選!
- 知っとこ!靴の正しいはき方
- はいた後は ケアも大事
- 最後に
1. ムリしてはいていませんか!?その靴がトラブルの原因!?
足は身体の体積の3%といわれ、その小さな体積で身体の全体重を支えています。
そしてその足を守っているのが靴なのです。靴は、暑さ寒さや外傷からの保護、固い路面からの衝撃の緩和、バランスを保って身体を支える役割を担っています。
その重要な役割を担っている靴のサイズが合っていないと、様々なトラブル(靴ズレ・外反母趾・タコ・ウオノメ・扁平足など)が起きてしまいます。
最近では踏ん張れずに転倒するリスクのある『浮き指』(*1)が注目されており、これら足のトラブルの原因の多くが、『靴のサイズが合っていないため』といわれています。
(*1)浮き指って何?
立った時に足の指に重心がかかっておらず、『かかと寄りの重心』のため、足の指が浮いた状態の事。
後ろ重心のまま身体のバランスを保とうとするため、倒れないように無意識に少し膝を曲げ、前傾姿勢になって猫背になってしまいます。足以外の様々な場所に負担がかかり、膝の痛みや腰痛、肩こり頭痛などにつながると考えられています。合わない靴をムリしてはいていたり、靴ヒモをしっかりと結んでいないなど、浮き指の原因のひとつとして、靴の影響があります。
2. 定期的にサイズ計測し 足に合った靴を
ではなぜムリしてはいたり、サイズが合っていない靴をはいてしまうのでしょう?
・新しい靴を選ぶ際に、改めて足のサイズを測定せず、それまでと同じサイズの靴を選択してしまう。
・新しい靴が、合っていないと感じていても、履いているうちに慣れてくるだろうと信じて、履き続ける。
・高齢者の方では、むくみがあるからと、とりあえず大きいサイズを選らんでしまう。
など、原因は様々です。
また、買い替えのタイミングのみではなく、本人の筋力低下により足の幅が広くなっていたり、体重の増減などで、今まではいていた靴が合わなくなることもあります。
さらに、日本は靴の文化が浅いため、靴の種類によって規格が異なっています。
例えば、同じ26㎝の靴でも、中の長さが26㎝のもの、プラス1㎝余裕のあるものの2通りあります。
そのため、『足のサイズや状態、靴のサイズ(規格)を知らない事』が、合わない靴をはいてしまう原因となっています。
本来であれば、4~6か月毎に足や靴の状態チェックを行うことが理想です。
3.靴選びのチェックポイント
足の甲を押さえるヒモやマジックテープがあるか
ヒモやマジックテープがあるものだと、甲をおさえてくれるので一体感があり、歩きやすさにつながります。
かかと部分に固い芯が入っているか
なるべく隙間のないものがよく、歩くときにかかとが脱げやすいものは避けましょう。
つま先に1㎝ほどの余裕があるか
自分のつま先のかたちに合っているかをきちんと確認しましょう。
小さい靴では、爪の圧迫につながり、巻き爪のリスクもでてきます。
指先の上に圧迫がないか
圧迫感があるとタコや靴ずれの原因になるので、適度なゆとりがあるものを選びましょう。
インソールのとり外しができるか
インソールのとり外しができると、足のトラブル(偏平足・外反母趾・O脚・X脚など)の調整に対応できます。
その他の注意点
1. 糖尿病の合併症や足裏の神経が敏感な方は
・靴の内側に縫い目が少ないもの
・歩く際、蹴り出しをサポートする靴底がついているもの
・足裏を保護するインソール
の作製をおすすめします。
2. 試しばきの際は、両足をはき、少し歩いてみることをおすすめします。
4.もうひとつ、これも大切!ファッション性
足の状態に合った靴を選ぶのはもちろんですが、ファッション性も重要です。
はきやすさにファッション性がプラスされれば、外出意欲も湧いてくるでしょう!
足にトラブルのある方向けの靴は、はきやすさや、歩きやすさが優先され、地味だったり、あまり格好の良くない靴だと思われがちです。
そこで、富山県義肢製作所では
『ファッション性にもこだわった、はきやすい靴』をたくさん取り揃えております。
また、季節ごとに新作も続々入荷中です!
高齢の方がウォーキングを楽しめるような歩きやすくオシャレな靴
働く方むけの素敵なデザインのパンプス
室内でも足をいたわるインソール取り外し可能なルームシューズ等々
はきやすさにもうひとつオシャレをプラスするのもおすすめです!
5. 履き心地もデザインも!富山県義肢製作所が提案する靴4選!
見た目からでは想像できないソフトな履き心地。リップソールが個性的です。
機能性ばかりでなく、デザイン性も!ニット素材を使用した足を包み込む履き心地です。
<ルームシューズ>
指先を覆っている定番のスリッポン。カラーは、約20色から選択可。
インソールの取外しが出来るので、オーダーインソールにも対応可。外履き仕様に変更も出来ます。
<ルームシューズ>
サッと履ける指先の解放感が抜群なルームシューズ。カラーは、約20色から選択可。
もちろんインソールも取外し可。外履き仕様に変更したり、オーダーインソールにも対応。
6. 知っとこ!靴の正しいはき方
靴をはくとき、かかとをつぶしてはいたり、靴ヒモを締め直さずにはいていませんか?
足元のトラブルをなくすために靴の正しいはき方をマスターしましょう!
①足の甲を押さえるヒモやマジックテープをゆるめる
靴ヒモやマジックテープをはきやすいところまでゆるめることで、はき口をいためません。
②靴ベラを使って、足を靴の中へ滑り込ませる
携帯用靴ベラを普段から持っていると便利です。
③つま先を少し上げ、床に軽くかかとを落とす
かかとを軽くトントンして、靴とかかとをあわせましょう。
④ヒモやマジックテープで足の甲を固定する
つま先を上げた状態で靴ヒモやマジックテープをしっかりと固定しましょう。
靴の正しいはき方を理解して負担を軽減し、足をいたわりましょう!
7. はいた後は、ケアも大事
日頃のお手入れは、ブラシやクロスで外側に付いた汚れを落とし、内側は水拭きすると良いでしょう。
月に1回程度、しっかりお手入れすれば靴も長持ちしやすいです。
素材によってお手入れの仕方・道具は異なりますので、注意が必要です。
<革製品の場合>
ブラシで汚れを落とし、革靴用クリーナーと柔らかい布でまんべんなく汚れをふき取り、革の色に合わせたクリームを薄くのばし、柔らかい布で余分なクリームをふき取り磨くと良いでしょう。
<革製以外の場合>
靴ヒモやインソールを外し、常温水かぬるま湯によくつけて湿らせ、中性洗剤かシューズ用シャンプーで念入りに洗う(洗剤は長時間つけたままにしない)。
洗い終えたら、洗剤が残らないように十分にすすぐ。
丸めた新聞紙などで型を整え、風通しの良い場所で陰干しすると良いでしょう。
<雨や水で濡れた場合>
そのままにしておくと型がくずれたり、カビの原因となります。
柔らかい布などで水分をふき取り、丸めた新聞紙などで型を整え、風通しの良い場所で陰干しして下さい。
雨や汚れの対策に防水スプレーもオススメです。
※防水スプレーは、必ず屋外でご使用ください。室内や玄関での使用はスプレーを吸い込む恐れがあり大変危険です。
8. 最後に
高齢の方だけでなく、みなさまの身体を支える土台は「足」です。
そしてその足を支えているのが「靴」です。
この機会にご自身の「足」「靴」の事、見直してみては如何でしょうか?
富山県義肢製作所では、高齢者の足元を快適にする靴、働く方へ向けたパンプス、スポーツする方をサポートするインソール等の取扱いに力を入れております。
足の計測は無料で行っておりますので、ぜひお気軽にご相談下さい!
快適に“歩く”“聴く”を合言葉に皆様のQOL向上のサポートを提案しております。
富山の高齢者・家族・介護者に役立つ情報ポータルサイト『とやまるっと』では、皆様からの情報提供お待ちしています。
詳しくは、情報提供ページ をご覧ください。
・あの記事がわかりにくかった!
・もっとこんなことが知りたい!
・これ知ってます?
など、ぜひ『とやまるっと』にお知らせください!!!
みなさまからの情報で、『とやまるっと』は、育っています。