『とやまるっと』編集室です。
2024年介護報酬改定において、以前から議論のマトであったケアプランの有料化は見送られることになりました。
今回、そもそもなぜ有料化が議論にあがっているのか?メリット・デメリットについて深掘りしてみました。
ぜひ参考にしてください!
参考URL:https://seikatsuclub-kyosai.coop/news/column/5954/
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1. なぜケアプランの有料化が議論されているのか?
ケアプランの有料化の背景の一つに、公平性の確保が挙げられます
在宅サービスにおけるケアプランの作成は10割保険負担で利用者負担はありません。
一方で、
施設サービスではケアマネジメント費用を利用者が負担していることから、政府は公平性を保つために有料化を提言していました。
また、ケアプランを作成するのも労力を伴います。
それを無料というのに違和感を感じる人もいるのは確かなようです。
しかし、「利用者やご家族からの要求がエスカレートしかねない」「利用料管理などの業務負担が増える」などの反対意見が多く、2027年度の改定に持ち越されました。
2. 有料化のメリットとデメリット
有料化の主なメリットの一つには、不足する財源の確保が挙げられます。
有料化によって得られる収益は巡り巡って、高齢者へのサービスの維持や改善に必要な財源となり得ます。
また、有料化による公平性は「支払った分だけサービスを受けられるため、自己責任の原則が強調され、負担が公平に分担されるという観点です。」
一方で、有料化にはデメリットもあります。
まず、経済的に困窮する高齢者やその家族にとって負担が大きくなるという点です。
また、サービスの享受という意味合いでの公平性への懸念も指摘されます。財政的に余裕のある高齢者は支払いを余儀なくされても問題ありませんが、そうでない人々はサービスを受けられなくなる可能性があります。
また、医療・介護を含めた全体的・長期的な視点で見ると、高齢者が必要なケアを受けられないことで、医療費や介護費が増大する可能性があります。
この議論には、なかなか決着がつきそうにもありません。
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