【Go to】お持ち帰り需要の拡大

『とやまるっと』編集室ツミキです。

新型コロナウイルス の感染拡大により「お持ち帰り需要」が拡大しています。

とやまるっとでは、以前から、「ご高齢者の方もたまには普段とは違う、美味しいご飯を」という想いからお持ち帰りできるお店についての情報を集めていました。

今回は、情報をご提供いただく中で、多くのお店の方がご懸念される内容についてまとめます。

  1. 多くの高齢者は、普通のご飯をたべている
  2. 施設は病院ではない
  3. まとめ


1.多くの高齢者は、普通のご飯をたべている


まず、よく耳にした懸念材料として、「高齢者に通常の食事を提供することへの健康に関する懸念」でした。

その懸念は大きく二つに分けられます。

1つは、高血圧や糖尿病に関する懸念です。

確かに、ご高齢者になると、この手の病気の有病率(病気を持っている確率)が増加します。

外食産業は味付けがはっきりしているものも多く、高血圧や糖尿病治療をする医師にとって生活習慣改善を促すターゲットになりがちです。

しかし、先ほど述べましたように、たまに食べるということを前提と考えますと、ある程度の許容はあるようにも感じます。

また、ご高齢者の場合、病気や状態によっては、病気の管理が、若年よりもゆるくなるものも存在するようです。(例えば糖尿病のHbA1c管の基準は、高齢者の方が若年よりもゆるい場合があります。しかし、病気の状態にもよりますので、必ず主治医に確認してくださいね。)

2つ目は、食中毒に関する懸念です。

若年よりも免疫力が一般的に低下していると考えられるご高齢者にむけて食事を提供する場合に、衛生面に若年よりも気を使うというものでした。

提供される食事の内容によっては確かにそのような懸念は生まれると思います。

食中毒を起こすと、食べた人はもちろん、お店側にとっても大きなダメージになります。

ですが、高齢者の中でも、かなり個人差が大きく施設入所中の方でもUberEatsを注文するような猛者もおられます。

さらに、ピザを食べる人もいますし、コーラが好きな方もおられます。

これらは、それほど食中毒に対する懸念は少ないものではないでしょうか?

高齢者だから、、と決め付けるのではなく社会がそれぞれに対応できるといいのかもしれません。



2.施設は病院ではない


そもそも、施設は病院ではありません。

この点も、あまり知らない方からは、よく勘違いされるところ。

人によっては出入りにもある程度の自由がありますし、ネットショッピングも可能なんです。

さらに、施設入所中の方には、マンションでいう、「管理人」の方がおられます。

一般的なマンションの管理人とは異なり、体のことまで知ってくれているので、より安全に食事の提供が可能なのではないかと思います。



3.まとめ


昨今の状況により、お持ち帰りに対応可能な飲食店はかなり増えました。

以前までは、「容器のコストが、、」「お持ち帰りに対応するスタッフが、、、」と言っていたところも、対応せざるをえなくなったと考えられます。

行きたくても、お店に行けない「バリア」を感じている方はたくさんおられます。

この流れが「バリア」を低くするような流れにつながって欲しいものです。









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